【予防医学】未来のために生活習慣を見直してみよう!

姿勢改善

先日、右の太もも前側が、やたらと硬いお客様の施術をしました。

骨盤と股関節を確認したところ、どちらも右側が高くなっていました。

骨盤と股関節の調整をし、前ももの状態を確認したところ筋肉が緩み
左右差がほとんどない状態に変化してました。

このように骨格の歪みから筋肉の硬さに繋がっているケースは結構あります

骨盤は上半身と下半身を繋ぐ中心となる大事な箇所

骨盤が歪むと様々な不調に繋がったりします。

良い骨盤は閉じたり、開いたり自在に動きの良い状態と言われてます

骨盤が開きすぎてしまうと内臓が下がってしまったり、
閉じすぎていると内臓を圧迫してしまったり腰回りの動きが悪くなり
腰や股関節が痛くなったり…

また別のケースでは、首が回らないという時に、肩甲骨周辺をほぐしたことで楽になったり、
慢性的な腰痛で悩んでいる場合も、人によってはお尻を緩めれば楽になったり、
ある人はお腹の筋肉を緩めたことで楽になるなど、一見症状は同じでも様々です。

このように整体などで施術をしていると、お客様が痛みとして訴えている箇所と
原因が違うということがよくあります。

痛みを根本的に解消するために “原因を探りどのように見立てて施術をするか”

これこそが施術者としての経験値や力量であると、つねに感じております。

また、このように症状が同じでも原因が違うというところが面白いところでもあります。

体の一部を見ても気づけないことが多く、生活態度も含め全身で見ていく必要があります。

予防医学とは?

現在の医療は、痛みや症状に対して薬をだしたり手術をするなど、
症状を改善したり緩和するためにおこなわれます。

これらは対処療法とよばれます。

では、予防医学とは何なのか?

病気になる前に生活習慣などを見直して、病気にならない強い体にしましょう!
という予防からの考え方です。

厚生労働省「2018年人口動態統計(概数)」による死因要因

1位  がん(悪性新生物)

2位  心疾患

3位  老衰

4位  脳血管疾患

5位  肺炎

老衰や肺炎以外は、生活習慣や食習慣などを見直すことで
未病(病気になる前の不調な状態)を改善するなど、
自分で病気になる前に何かしらの対策をとることが予防医学の観点からは必要となります。

20年前、私が健康管理士の資格を取得した頃。
健康管理士の資格がまだできたばかりのころです。
2020年での死因順位は以下のようになります。

1位   がん(悪性新生物)

2位   心疾患

3位   脳血管疾患

4位   肺炎

5位   不慮の事故

このように順位を比べても、予防医学という考えが広まり健康にたいする意識が
全体的に向上し寿命が延びるなど変化していることがわかります。

上記の話は、内臓などの病気について取り上げています。
関節や骨格上の問題でおきる、様々な痛みなどの症状についても当てはめることができます。
“自分でできることは気をつけて未然に防げるものは防ぐ”
この考えは、長い人生を快適に楽しく過ごすためにも必要になります。

全身として症状を捉えていくことが大事

ピラティスには “Whole body Movement” という考え方があります。

体・心・考え方など、人を全身としてみて統合していくという考え方です。

ピラティスの原型となる【コントロロジー】を考案したジョセフ・H・ピラティスは
(著書)YOUR HEALTHで、このように述べています。

“人生という道のり”を進む中で、私たちに必要なのは誕生から青年期、中年期までの人生をさかのぼり、何が肉体と精神の均衡なのか?
“体と心のバランス”を乱しているのかを発見することで原因がわかる。
原因を理解すれば、確実な自然の法則にしたがって矯正することができる

これ以外にも、心と体のバランスについて大事であるということを度々述べています。

心と体は、いつでも密接に関わっています。

このようなお客様もいらっしゃいます。

自転車に乗っていて、転んだ時にあばら骨(肋骨)を骨折したと同時に肩をうってから腕が上がらなくなったと。
病院でレントゲンを撮っても特に異常はなく、動かしていれば動くようになると言われている。

しかし、腕が上がるようになることはなく次第に反対の腕も上がらなくなってきた。

このような場合、筋肉が硬くなってバランスを崩していることも考えられます。
しかし、ちょっとしたトラウマが残っていることで筋肉の状態が良くなったとしても上がらないなどのケースも考えられるわけです。

心と体のバランスによって表に現れる症状というものがあるということを知っていれば、それに対して何かしらの対処をすることもできます。

木をみて森をみずにならないように全体から一部をみる視点が予防医学としては大事です。

健康に対して貪欲くらいでいい!

以前、バランスボールのレッスンで参加していただいているお客様から伺った話です。

バランスボールに参加すると、いつも朝起きた時に痛い腰や股関節の調子が良く痛くないんです。逆にやらないと痛くて…出来る範囲でですが、バランスボールで股関節周辺や腰回りを色々な形で少しでも使うと、全然違うんですね~」とのことでした。

数年前に、手術を行ってから立ち上がることが出来なくなってしまったそうです。

そんな時に、名医に出会い

「腹横筋や腸腰筋などのインナーマッスルが使えなくなっているからだ」

と教えてもらいリハビリなどを行い、なんとか歩けるようになったんだそうです。

歩けるようになったくらいの頃に、私の所属するジムにいらっしゃいました。

いらっしゃるようになってすぐに、ヨガやバランスボールに参加されていると思います。
確かに最初の頃に比べると、動きが少しスムーズになっているように感じます。

私も、以前身体を痛めた時に肌で実感してます。

いつも、当たり前に動かす事が出来てた身体が思い通りに動かせない喪失感…
非常に辛かったです。 (痛めた事がきっかけでピラティスの道に進んでおります)

このまま、自暴自棄になる人がいたっておかしくない。

同じ状況でも、人によって捉え方や取り組み方が違います。

この方が、ニコニコと話して下さった姿がとても印象的でした。

出来る範囲で動かすこと!
動きの悪い箇所を自分で知ること!
前向きに身体と向き合う姿勢!

目の前の出来事をありのままに受け止めて、前向きに取り組む姿勢に感銘をうけました。

健康に対する意識が高い人は、自分で何かしらのアクションをおこすため
結果として健康寿命を延ばすことができると言われています。

健康管理士が考える!/予防医学の視点からも健康意識は高いほうが豊かな人生を歩める(ヘルスリテラシーについて)
人生100年時代ともいわれる人生を楽しむために人はいったい何歳くらいまで生きることができるでしょうか?2020年現在、ギネス世界記録に登録されている人間の最長寿記録はフランスのジャンヌ・ルイーズ・カルマンさん(1875~1997)という女性...

何となくやるのと目的をもってやるのでは違う

筋トレが好きな人はイメージしやすいかもしれません。

筋トレをする時に、ただ何となく動作を繰り返すのと

効かせたい筋肉を意識して、その筋肉が動いているのをイメージしたり感じたり

それをするだけで明らかに結果が変わります

ピラティスの動作も同じです。

漠然と形だけを真似てやるのと、イメージしてるのではまったく違います

解剖学などの映像を、視覚から入れてイメージしやすくしておくことも
大事です。

これらの例は体にまつわることですが何かを学びとり自分のものとしてスキルを使えるようにする

生活習慣を見直して、よりよい快適な毎日を過ごすために食事なのか?運動なのか?何かを工夫してみる

こんな場面でも同じことが言えると考えています。

ただ漠然と反復していても、もともと出来ていた以上には成長しない…

ただ『やっている』ということの安心感と自己満足があるだけです。

目の前のことに一生懸命取り組む

頭で考えて行動してみる

その先に成長がある‼

これを実践して、人生を能動的に歩んでみると見える世界が違うのではないだろうか?と思っております。

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