足は縁の下の力持ち!
毎日、2つの小さな足裏は私たちの体を支えてくれています。
小さな面積で、おおよそ60㎏の重さを背負って毎日私たちが好きなところにいつでも行けるように、いつも頑張ってくれています。
しかも靴のなかで指は縮こまりながら、窮屈な環境でも頑張ってくれています。
(大昔は、はだしで伸び伸びしていられたのにね…)
そんな足について考えていきます。
橋のアーチのように、3つのアーチで支える足裏
足裏は、小さな面積で体の重さを支えるために3つのアーチがあります。
このアーチがあるから、強度が増し小さな面積でも体を支えることが出来ています。
【アーチの役割】
①衝撃の吸収
②力の伝達・推進力
③安定
アーチが潰れてしまったり、バランスを崩してしまうと足裏からの衝撃が緩和されることなく
膝や股関節に大きなダメージを与えてしまいます。
アーチが潰れた状態が長く続けば
魚の目・巻き爪・外反母趾・偏平足・開張足・浮き足・足底腱膜などの様々な足のトラブルを招きます。
また、3つのアーチがしっかりしていないと土台が不安定になるので
縦・横方向に体がブレた時に、とてもグラつきやすく転倒する危険性もあります。
そして、不安定な土台(足裏)を補うようにバランスをとろうとするため
無理な姿勢で真っすぐにしようとします。
それが続くと少しづつ姿勢が悪くなっていきます。
悪い姿勢は、本来であれば負担のかからない関節などに、よけいな負担をかけます。
長い目で見た時に、負担がかかり続けた関節に何かしらの症状が出てしまう場合もあります。(変形性膝関節症・すべり症・椎間板ヘルニア・狭窄症など)
足裏は建物でいう基礎の部分になります。
基礎部分が安定しないことで、O脚・X脚などのように脚のラインも変わってしまいます。
このように足裏の歪みは、全身の歪みの原因になるのです。
縁の下の力持ち・足裏って大事
このアーチがしっかりしていると、地面を蹴ったときに力が上手に伝わり無理なく無駄なくスムーズに歩くことができます。
スムーズに歩けるようになれば、正しく筋肉を使うことが出来るようになり
脚全体の血液やリンパの流れもスムーズになります。
血液やリンパの流れがスムーズになれば、足の疲れ・むくみの解消にむつながります!
足指が短い、開かないって生まれつき⁈
これは私の体験談です。
15年ちかく5~8㎝ヒールで、毎日長時間立ち仕事をしていました。
つま先に体重がかかり、 靴の中で足指は縮こまり、指の間がまったく開きませんでした。
長い間、“自分の足指は生まれつき短いんだ” と、なんの疑いもなく思っていました。
それでも、仕事を辞めてヒールの靴をはかなくなると、特別何かをしたわけでもないのに、
1~2年くらいで縮こまっていた足指は伸びてきました。
なんのことはない?
足指が、 ただ単に縮こまっていただけ だったんですね。
産まれたての赤ちゃんが足指が長いのと一緒で、生まれつき足指が短いわけではなかったのです。
縮こまっていた足指は伸びましたが、足指を開くとなると…
そう簡単なことでは開きません。
自宅にいる時は5本指ソックスにし、足指を開くセパレーターをつけたりもしました。
足指と手の指をからめて回すなどもしました。
しかし、そのくらいでは全然開きません。
何十年も、足指という点に体重をかけてきたので当然と言えば当然です。
この靴下に出会った時は感動しました。
びくともしない足指?が、広がったんですよね。
この靴下をはいて寝た翌日の朝には指の間にスペースが出来てましたから!
でもなぜ?
足指を開くためには、単に足指を開くことをしても効果はないんです!
そう!この靴下は、3つのアーチが引き上がるようにできてるんですよね。
Knitido+の靴下についてはこちらのURLからご覧ください☟
私の場合は、長年ヒールをはき続けてますので“横アーチ”が完全に潰れています。
こちらの靴下では、横アーチ部分にもクッションがあり自然と持ち上がる構造になっています。
このクッションで、潰れた横アーチが刺激されたことで足指が広がりました。
価格:1,320円 |
(↑楽天で紹介しているKnitido⁺のこちらの商品は、クッションはありません。)
このように足指を開くためには、足の3つのアーチがカギになります!
足のアーチを作ろう!
足は、小さな骨(26個の骨)の集合体です。
骨がバラバラにならないように、靭帯や腱、筋肉でつながっています。
足のアーチを作るためには、多くの筋肉が関わっています。
①内側縦のアーチ…後脛骨筋
②外側縦のアーチ…長腓骨筋
③横のアーチ…母趾内転筋(横頭)、虫様筋
そして足のクッション機能を果たすために必要な足底腱膜
つまり、足裏アーチを作るためには
ふくらはぎ・足裏を積極的に動かす必要があります!
【以前、伝統的なあるヨガクラスに参加した際のエピソードです】
ヨガのポーズを安定してとるために、土踏まずを引き上げる目的で足指を開く練習があります。
ポーズに入る前のウオーミングアップで、足の指と指の間に円柱の木を入れて歩くというものがあり実践したことがあります。
激痛も激痛…
呼吸できないくらい痛かったのですが…
このクラスに長いこと通っている方々は、まったく平気な様子でした。
それは足指がしっかり開き、足のアーチが引きあがっているからでしょう。
この円柱の木を、足指に入れたまま様々なポーズをこなすわけですから
凄いですよね!
確かに、足裏の3つのアーチを引き上げるためには
ふくらはぎ・足裏の筋肉などをバランス良く鍛える必要があるので
理にかなっているんですよね。
実際にやってみよう!
①セパレーターをつけてグー・チョキ・パー体操
アーチに関係する筋肉をまんべんなく使える、とても良い足裏体操。
セパレーターなしでやってもOK!気が向いた時にやってみましょう。
セパレーターは長時間使用すると靭帯を痛める危険があるので注意
1日200回×3セットやることで外反母趾が改善せれることもあるそうな!
②4本の骨(指)の動きを良くする
靴の中でギューッと固まり動きが悪くなっている、第1~5中足骨の動きを良くする!
骨を動かすつもりで、指を上下に動かしましょう。
③足指の付け根をよくほぐす
ヒールなどの靴をはいてたりすると、つま先重心になるので硬くなっています。
反り腰のように骨盤が前に傾く(前傾)姿勢の方も、つま先重心になりやすく
人によっては、この部分にタコや魚の目が出来ていたりする場合があります。
皮膚が硬くなっている部分に、荷重がかかっている証拠なのでケアすることが大事です。
必要であれば硬くなってしまった皮膚を、軽石などで削っても良いでしょう。
横アーチを取り戻すために、親指の腹を使ってしっかりほぐしましょうね。
また、指の股をつまんでほぐすのもGOOD!
④人差し指と中指の間、骨のところをよくほぐす
足指をグーにした時に、ボコボコでる骨のあたりです。
人差し指と中指のちょうど間のところ、ここは、横アーチが潰れている人は
骨が沈んでしまっている場合があるので念入りにほぐしていきましょう!
足指が広がるようになると、筋肉を隅々まで使えるようになるため血流が上がり老廃物も排泄しやすくなります。
その結果、冷え性やむくみの改善が期待でき疲れにくい脚を手に入れることが出来ます。
また、足裏をしっかり使えるようになることで姿勢が自然と良くなり、脚のラインも綺麗になっていきます。
O脚やX脚などでお悩みの方、試してみては⁈
足裏で支えられるようになると転倒予防にもつながりますよ。
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