2018年厚生労働省(人口動態統計)の発表では、日本人の死因第1位が悪性新生物(がん)、2位心疾患、3位老衰です。
全体の27,4%で、3,6人に1人がガンで死亡しています。
【男性】
1位 肺がん
2位 胃がん
3位 大腸がん
【女性】
1位 大腸がん
2位 肺がん
3位 膵臓がん
ガンの生存率
国立がん研究センターの2019年8月発表の「生存率報告書」で、すべてのがんをあわた5年生存率が66,1%、3年生存率が72,1%です。
治療が難しいといわれている膵臓がんの5年生存率は9,6%でした。
なぜ、がんになる?
私たちの体は、おおよそ60兆個の細胞でできています。
各細胞は、新陳代謝を繰り返し新しい細胞に生まれ変わっています。
この細胞が生まれ変わる時に、ミスコピーされてできた細胞がガン細胞。
どんな人でも、毎日約5000個ものがん細胞が生れています。
そして私たちの体は、この発生したがん細胞を免疫細胞(リンパ球)が退治してくれています。
がん予防に効果的な食品ピラミッド
デザイナーフーズ・ピラミッド
1990年にアメリカの国立がん研究所で「デザイナーフーズ計画」で発表されたもの。(デザイナーズフーズ計画自体は1993年に終了したそうです。)
私がこのピラミッドを知ったのは、 確か、健康管理士の資格を取得した頃で数十前です。
頂点に輝く “ニンニク” を筆頭に、主に身体を温める根菜類が上位あります。
この表!当時の私には、かなりの衝撃でした。 それ以来、食べ物をチョイスをする際の優先順位の指標になっています。
キャベツは、沢山のビタミンが豊富です。特に胃腸を整える “キャベジン” が 身体に有効なんです。 またキャベツやニンジンなどの、βカロテン は抗酸化、免疫力アップの効果が期待できると言われています。
こうした“ファイトケミカル”という抗酸化物質が多く含む食品のピラミッドです。
人間は酸素を吸って呼吸していますが、このときに数パーセント【活性酸素】というものができます。
この活性酸素が多くなってしまうと、正常な細胞も傷つけてしまい体を酸化させてしまうといわれています。 この酸化は、シワやシミをはじめ、がん・動脈硬化など生活習慣病を発生させる要因になっているといわれています。
ファイトケミカルには、抗酸化力が期待されているという訳です。
神経質にならず、バランスよく食べる
昔は、身体を温めるものばかりにこだわり身体を冷やすものは基本避けていました。またピラミッドの頂点にある食品をできるだけ多くとるようにしていました。
キュウリやトマトは大好きだけど「体を冷やすからな~」と遠慮してました 。
でも最近は そこまで神経質にはせず、その季節に摂れる野菜を楽しむようにしています。
夏採れる野菜は暑い夏を乗りきるべく体を冷やしてくれるものですし、 冬採れる野菜は体を温めてくれます。
旬の野菜にはその季節の体にあっているようになっていますので自然に逆らわずが一番だと思うようになりました。
この【デザイナーフーズ・ピラミッド】は、食品を選ぶ際の1つの指針として役立てています。
体が食べたもので出来ているのは事実ですので、十年後、二十年後の自分の体づくりとしてバランスよく食べることをオススメします。

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